健康経営 実践事例 幹部社員さんに仕事を任せたけど結果が出ない!! さてどうする!?
こんにちは、中小企業 本気の健康経営ブログ、笠間です。
本日のテーマは、
『健康経営 実践事例 幹部社員さんに仕事を任せたけど結果が出ない!!さてどうする!?』
です。
幹部育成か 率先垂範か どちらに重きを置くか
先日ご相談があった案件なのですが、中堅企業、しかも業歴が長い老舗企業の3代目さんからのご相談です。
古参の幹部社員さん、役職は営業本部長に営業は全て任せることにした。最初はなかなか数字にならない。それはOKとして、1年2年がたっても赤字が続く。社長として、そんな時は、どうしたらいいのか?
というお話しです。
幹部育成を続けるのか、結果重視のために自分も踏み込むのか。
結論から言うと、どちらも同時にやればいいと思います。
いわゆる『任せて任せず』です。
なぜならば、任せて最初から結果を出す人材はほぼいないからです。いたとしたら、自分で会社を起業しちゃいます。
もう一つは、任せて孤独感を感じさせるより、ともに頑張って、壁を乗り越えたほうが、圧倒的に仲間意識が上がるからです。
心の迷いの原因は
今回のケースでは、社長さんは部下である幹部社員さんにすごく気をつかっておられました。いわゆる忖度をして見守る期間が長すぎました。
なぜ忖度したのか。その幹部社員さんは古参社員で先代社長の時代から活躍していました。年齢も、自分より若干年上ということ。そして、数年前までは実績も上げており、全く力がないわけではないが、ここ数年の時代の激しい変化にはついていけてない感じがしている。つまり、自己変革にチャレンジしていないことを突き付ける形になる。そんなにど真剣に向き合うと退社しかねない、と考えたようです。
その恐怖心はわかります。
もう一つは、社長自身のプライドが高く、自分だったら任された仕事に口出ししてもらいたくないはずだ。男たるもの任したら口出しせずと考えたようです。自分がそうなので誰もがそうだと思っていたようで、赤字が続いていても、見てみぬふりをして、現場に踏み込んでいけなかったわけです。
本音でぶつかると前進する
しかし、さすがに2年不調が続くと不調の原因を探らないといけない。少し話して不調の原因がわかったとしても、それは表面上の原因であることはお互いわかっている。肚を割って話すしかない。その状況でした。
結果としては、お互いをさらけ出して、最初は激しいやりとりになったけど、最後には、不調の原因を共有することが出来て、前に向かって一歩前進できました。
私の経営の師匠 稲盛さんはこう言います。
『経営者は現場で自分も戦って組織をひっぱるか。あるいは、後方から指揮監督に徹するか。私の場合はどちらもやりましたね。簡単に言えば、中小企業では、前線で社長がやってみせなければ、誰もやらないわけです。みんな、おっかなびっくりなわけです。
ある時は自分自身が前線で戦い、その局面を切り抜けば、後方に下がって、部下に指示を出す。
とはいえ、指示を出しただけでは動かないから、一緒になって動く。うまく行けば褒め、失敗すればあきらめずに何度もやる。』
本音でぶつかる時のコツ
ここで大切なのが、『目的を共有する。』ということです。
自分達が仕事をしている目的ってなんだっけ!?事業の目的意義を明確にしていると、ここで役立つわけです。
具体的に一番大切なのは、お客さんに喜ばれるアクションをちゃんととっているか。向き合う時のポイントはその一点のみ。その検証をすれば必ず結果は出ます。そうすれば、お互い嬉しいのです。
働き方改革の本質である生産性向上は健康経営が入口
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