コロナウイルスショックの中で、 本音で話すことの難しさと大切さを実感して
こんにちは、中小企業 本気の健康経営 笠間です。
コロナウイルスでたいへんな状況になっている経営者の皆さん、特に観光産業・宿泊業・飲食業の方の大変さは心が痛みます。。
当社も5年前に売上げが8割無くなったことがあるので、その辛さ、お気持ち察するに余りあります。
実はうちの会社も大きな影響を受けています。
販促系の支援事業をしているのですが、イベントや学校関係のお仕事がのきなみキャンセル。。。先の見えない不安を感じる会社の一人として、このブログを書いています。
政治の世界は本音と建て前が違うのが当たり前
毎日のニュースで政府や行政の方々のコメントを聞いていて、本当のところを言ってほしいけど、政治家はそれを言うのって難しいのだろうな。。。
そう思います。
例えば、東京オリンピックの延期が決まりましたが、それ以降、東京のコロナウイルス感染者数がグンと伸びました。
「東京オリンピックをなんとかして今年やりたい。」
主催者側として、その思惑はあって当然で、今回は残念ながら世界の情勢で延期になったわけですが、そうなれば東京近隣の検査数=感染者数も増えていった。
それはそれでやむなしと思うのです。
でも、その反対に釈然としないこともあります。
夜の活動自粛と言って、バー・ナイトクラブ・ライブハウス等を名指しで「危険地帯」と定めて休業を督促しながら、経済的な補償はしない。政府曰く「活動自粛は自主的なものだから。。。」
「そんなアホな!!」
そう思うのは私だけでしょうか。
国民の皆さんの感染リスクを抑えるために辛抱してください。もちろん、事業が継続できよう経済的サポートはします。
辛抱と希望はセット。それが道義だと思うのです。
ビジネスでは本音で話すことがベース
さて、ここで会社という組織の中で社長という立場から考えてみましょう。
社内でデリケートな話を本音で従業員に話せているか。そこを自問自答してみました。
「経営内容の半分位はオープンに話せてるかな。」
正直言うと、私はそれ位です。
「あっ、20%も話せてないわ」とか、
「出来る限り言わなくていいことは言っていません。」
そんな方も多いかと思います。でも、それは危険ですよね。今、あなたが政府や行政に対して思っている感情、そう、いわゆる、
「ホンマか???」
そう思われている可能性が高いからです。
従業員を安心安全に誘うには、そして、希望を持って辛抱してもらうには、どこまで話して、どの順番でオープンにしていくのか。
「本音で話せる職場。本心で語り合える仲間」
をテーマにしている カサマ式健康経営では考えさせられる機会です。
ただ、このことだけは言えます。
リーダーは大切なメッセージを全身全霊で伝える必要がある。
「みんなを護るために最善を尽くして動いています。もちろん、できうる限りの情報も共有し、不安を取り除きます。どうか、そこを信じてご協力ください。」
仕事のキャンセルが続く中で、自分からそう言っていこうと思いました。