健康経営宣言のつくり方 - 健康経営実践ブログ
健康経営優良法人に認定されました

株式会社カサマの提案する
“健康経営コンサルティング”

健康経営コンサルティング
株式会社カサマ

健康経営宣言のつくり方

健康経営アンケートで自社の課題を把握したら、ここからは

健康経営宣言をつくりましょう。

健康経営宣言は健康経営をスタートするにあたって、まず従業員にその意義目的を伝えるという、重要な役割を持ちます。また、健康経営優良法人を取得するには最初のアクションとなりますので、会社の経営理念と同じく、心を込めてつくる必要があります。

とはいえ、どのように宣言をつくっていくか、そこが知りたいところですよね。そこで私がコンサルティングの現場で使っている質問シートを一部公開します。

1)自分自身 又は、周りの方で病気でたいへんな状況に陥った経験はないですか。

2)なぜ今回、健康経営を導入したいと思ったのか。

3)健康経営を導入してどんな会社にしたいのか。

4)自社の強みは何か。

5)自社の強みは従業員が健康になれば、どのように強化されるか。

6)従業員への思い

どうでしたでしょうか。すらすらと答えられましたか。質問にどう答えたらいいのか少し分かりにくいかも知れませんので、答えの事例を下記しますね。

例)

(1)自分自身 又は、周りの方で病気でたいへんな状況に陥った経験はないですか。

・幹部社員が急遽入院することになり、顧客にたいへん迷惑をかけた。

・彼の穴埋めは自分しかできないので、普段の倍は働いた。

・彼が会社に復帰できるかどうかすごく心配した。

(2)なぜ今回、健康経営を導入したいと思ったのか。

・人手不足の時代なので、今いる従業員を大切にして、元気に長く働いてほしい。

・健康に暮らすことの大切さは、どんな人も賛同してくれるはず。

(3)健康経営を導入してどんな会社にしたいのか。

(ミッション(経営理念)、ビジョンはどんな。)

・経営理念にあるように、「 全従業員が幸福な人生をおくり、事業を通じて社会に役立つこと」

そのためには、従業員の健康がベースになります。

(4)自社の強みは何か。

・お客様の様々な要望に対して現場のスタッフが臨機応変にクイック対応できるところ

(5)従業員が健康なれば、自社の強みはどのように強化されるか。

・現場のリーダーがお客様の要望を本質的に理解し、どのように実行すればよいか自分でプランが

立てられる。今よりお客様の信頼が増す=ファンが増える。

(6)従業員への思い

・自分の仕事が世の中の役に立っていることを日々の現場で感じ取り、喜んでほしい。

・その為には、健康状態がよくないと臨機応変になれない。

・心身共に健やかになってほしい。

さあ、質問には答えたものの、これを健康経営宣言にするにはどうしたらいいのか。質問内容から健康経営宣言の文書をつくるのはちょっとしたコツがあります。次のフォーマットに質問の答えを入れてみます。

弊社のミッション・ビジョンは、(3)です。

そして、自社の強みは、(4)です。 

その為には、(5)が大事です。

そうなれば、従業員が(6)になれます。

では、上記の事例をあてはめてみましょう。

弊社のビジョンは、(3)経営理念にあるように、「 全従業員が幸福な人生をおくり、事業を通じて社会に役立つこと」そのためには、従業員の健康がベースになります。

そして、自社の強みは、(4)お客様の様々な要望に対して現場のスタッフが臨機応変にクイック対応できるところです。

その為には、(5)現場のリーダーがお客様の要望を本質的に理解し、どのように実行すればよいか自分でプランが立てられる。今よりお客様の信頼が増す=ファンが増える。ことが大事です。

そうなれば、(6)従業員が自分の仕事が世の中の役に立っていることを日々の現場で感じ取り、喜びを実感できるようになれます。

どうですか、ちょっとの文章上の工夫はいりますが、健康宣言の骨組みは出来ると思います。自分自身でつくるのが難しい場合は、東京商工会議所が認定している健康経営エキスパートアドバイザーに相談されるといいかもしれません。

※「健康経営エキスパートアドバイザー」とは東京商工会議所が実施した、健康経営に取り組む中小企業に対して、課題抽出・改善提案・計画策定等の実践支援を担う専門人材を養成する2018年度第1回「健康経営エキスパートアドバイザー研修」に合格した全国で223名の健康経営エキスパートアドバイザー資格取得者のことです。

㈱カサマ 笠間力は健康経営エキスパートアドバイザーとして認定されました。(2019年2月22日)